2004年08月29日(日)

ぬめっとな
なまずさん

友達と一緒に 損保ジャパンビル で開催されていた高村光太郎展に行ってきました

本当は 岡本太郎美術館 を観てから、こちらに行こうと思っていたのですが当日はあいにくの雨で、そちらはあきらめることに。この日は最終日だったので混んでましたね

高村光太郎展では、光太郎本人の作品だけでなく、父 光雲、妻 智惠子の作品も併せて展示してありとても面白かったです

幼少の頃の習作や絵、塑像、晩年の書など様々な作品があったのですが一番印象に残ったのは木彫の作品ですね。今日のイラストにもした2作の鯰や蝉、文鳥など感嘆するばかり。特に柘榴と蝉、桃は観ていても飽きなくて蝉→桃→柘榴→さらに蝉→桃・・・と20分近く木彫のエリアをぐるぐると周って眺めていました

いやぁホント蝉とか桃とかはじかに触れてみたいなぁ、無理だろうけれど

父 光雲の作品も動物の描写は素晴らしいかったです、人間よりも味があっていいンじゃないかな。

元々は高村光太郎は詩の方が好きで興味を持つようになったのですが、彫刻も一度 目にしたかったのでいい機会でした。あと、もうじき没後50年を迎えるので著作権が切れ、青空文庫などでも読めるようになるのも楽しみです


その後は、友達の薦めで 東京都写真美術館 で催していた藤城清治展にも行きました

年齢を観てビックリしたのですが、80歳なのもかかわらず緻密な作品を制作しているということにとても驚きました。またこういう技法の作品というのがあるというのも知らなかったし。友達に

これはすごいよ(ポスターを見せて)これが影絵なんだよ!

と言われてもどうもピンと来なかったのですが、実際に見て納得、ポスターなどから思っていたイメージとは違っていて、幻想的な雰囲気を感じました

ただ作品とすると、カラフルなものよりも初期のモノトーンのモノの方が好きですね。僕が輪郭線やシルエットの黒がキチッとしたような絵が好きなので

あと、これだけの作品をどうやって保存しているのかも疑問だったり、一部状態の悪いようなものありましたし、保存・維持はちょっと手間だろうなぁ。それと会場がちょっと狭い上にかなり混んでいました、それと部屋も暗いのでちょっと人込みで酔い気味


その後は同じ会場でやっていた東京アニメフェスティバル(無料)を観たり、STUDYROOM に行ったりハンズに行ったり

友人と久しぶりに会って飲んだり。楽しい時間でした

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