グラデーションメッシュで写真をトレース

シングルジャケットをトレース

歌手の 蛍さんのシングルジャケット を Adobe の Illustrator で描いてみました

ディティール、瞳の部分の拡大
ディティール、パスなど

これは 2000年に作ったもので、当時の Illustrator のバージョンは 8 でした。

今でもこのソフトは良く使っていて、日記などのイラストもこれで描くこともあります、このソフトの特徴としてはベクター方式なのでデータが軽い点、加工が容易な点、また拡大縮小が自由にできるなど、非常にたくさんのメリットがあります。しかし反面、どうしても色のしっかりと分かれたようなイラストになりがちで、グラデーションが使えるとは言えやや不自由な部分がありました

そこで、Illustrator8 から追加された機能としてグラデーションメッシュというのがあります。従来の単純なグラデーションではなく、グラデーション自体にパスやハンドルを追加するなどしてとても複雑な濃淡を作れるというものでした。僕はそれを使って写真をトレースしてみよう、とチャレンジしたのが上のイラストです

パスなど作成状況

僕としてはかなり満足できる出来具合だったと思います

いや、かなり自分でも自慢して良いンじゃないかな?と思うくらい。ただ・・・・う〜ン・・・・これは実際に Illustrator を使ったことのある人じゃないと分かってもらえないと思うンですが、かな〜り時間がかかりました、髪の毛一本一本を一つ一つ描きましたし


また、それだけの時間をかけるならもうちょっと違う雰囲気の表現にした方が良かった、とか。下手すりゃ、3Dで作った方が早かったンじゃないか?とかいろいろ友達に言われたり

あと本当は、これを習作として次はカラーのイラストに挑戦するつもりだったのですが、カラーになった途端とても難易度が上がってしまって断念、これ以降この描き方はやめてしまいました


最近はもうちょっと生産性の高い、描き方にしていますね(例えば こんな感じ)

これをもう一度やれと言われるとちょっと大変。でもハードディスクのこやしになっているのも口惜しいのでここに載せておきます

リンク

描いた当時は、こんなことをするのは日本でも僕くらいだろう、などと思ったりしたのですが世の中にはツワモノが うようよいるようです。こちらのページの レタス にはビックリです、まるで本物と見間違うほど

emibanban
http://www2.odn.ne.jp/emibanban/

怪傑ズバットにバッサリとやられたような気分

highside's Lab.
http://homepage3.nifty.com/highside/

こちらも素晴らしいです、グラデーションメッシュを使う上での Tips など多数。僕もこれを読んでからやればもっと苦労が少なかったろうに・・・